スターバックスとマイクロソフト、新型コロナのワクチン接種支援 iStock
アメリカ国内では新型コロナウイルスのワクチン接種が迅速に普及するよう、民間企業が様々な形で支援することを表明している。
ワシントン州ではスターバックスやマイクロソフトといった企業が支援を表明、スターバックスでは、専門家11名をワクチン配布の任に就かせたそうだ。
アメリカでは、一刻でも早くワクチンが多くの国民にいきわたるよう官民一体となった協力体制が築き上げられている。
―あわせて読みたい―
イギリスで開始された新型コロナワクチン接種。接種者に配られるワクチン接種カードとは?
アメリカで新型コロナワクチン接種が始まる。待ち望んでいた人々が出荷工場を出るトラックに歓声と拍手
痛くないし効果も確認できる新型コロナウイウルスのワクチン接種。スマート・ワクチンパッチが開発される(英研究)
新型コロナワクチン接種はどれくらい進んでいるのか?世界の接種状況がリアルタイムで分かるサイト
ドイツで新型コロナ感染予防対策に違反した人を収容する刑務所が作られる
アメリカでは一刻も早いワクチン接種が求められている
現在、アメリカでは2種のワクチンが承認されている。それらは2回接種を受ける必要があるが、新型コロナ感染症に対する予防効果と重症化を抑える効果が期待されている。
問題は、予防接種が始まって1か月が経過するというのに、なかなか人々に行き渡らないことだ。3億3000万人が暮らすアメリカで、1度でも予防接種を受けられた人は1220万人程度(1月19日時点)。2度受けた人となると、わずか160万人でしかない。
「このペースでいいとは思えません。一気にスケールアップして、進捗を加速させなくては」と、スターバックスのケビン・ジョンソンCEOは語る。
国別のコロナワクチン接種状況
スターバックスやマイクロウイルスなど民間企業が支援
こうした状況を打破すべく、ワシントン州はスターバックスなどの地元企業に協力を仰ぐことにした。
すでにスターバックスは、人員配置・運用・研究開発の専門家11名をワクチン配布の任に就かせたとのこと。コンピューターシミュレーションを通じて、店舗施設での予防接種の配布効率をアップさせる方法を策定していくという。
マイクロソフトも1日に5000人の予防接種が可能な施設を設置する予定であるそうだ。
既に通販大手Amazonも、バイデン大統領に「新型コロナウイルス感染症のワクチン接種を支援する」という内容の書簡を送っている。
ジェイ・インスレー州知事によると、1日に4万5000本の予防接種を行う体制を整えるべく、さらに2000店以上の薬局でドライブスルー形式の予防接種を実施する準備を進めているとのこと。
iStock
アメリカで始まる官民一体となったチャレンジ
「アメリカにとって未曾有のチャレンジです。すべての州が持てるリソースを総動員することになります」と、インスレー州知事は発言。
「第二次世界大戦中、ここワシントン州ではリバティ船(当時建造された輸送船の総称)を作ってそれをやり遂げました。思いもよらなかった生産レベルを実現できたのは、野心的な目標があったです」とつけくわえた。
インスレー州知事は、まず最初に予防接種を受けさせるべき医療関係者を特定し、彼らにワクチンを配る作業の難しさを過小評価していたと認める。
しかし、その時間のかかる段階から、65歳以上の高齢者が予防接種を受けられる段階へとようやく移行したとのこと。「今日から65歳以上の高齢者でも予防接種を受けられるようになります。対象者への通知や準備はずっと楽になるでしょう。」
ジョー・バイデン新大統領は、緊急事態管理庁と州兵を動員して、予防接種を受けられる場所を開設し、就任から100日以内にワクチン1億本を配ると発言。ワシントン州以外の各州でも、大手ドラッグストアなどと連携して、予防接種の普及に尽力している。
References:nbcnews/ written by hiroching / edited by parumo
全文をカラパイアで読む:
http://karapaia.com/archives/52298629.html
こちらもオススメ!
―料理・健康・暮らしについての記事―
在宅勤務の社員が上司にストレス状態を伝えることができるリストバンドが販売中(イギリス)
SFファンタジー!シンボルタワーに照写された没入感MAXの驚異的なバーチャルライトショー(アメリカ)
髭男の進化系。もみあげから顎を通って口髭につなげる「モンキーテール」スタイルがじわじわ人気に
ファッ??高速道路にラジコンカーが乱入!しかも速い!
路面凍結待ったなし。外気温-49℃、ロシア・ヤクーツクの車窓映像
―知るの紹介記事―
通常のメガネと同サイズでもばっちり見える暗視ゴーグルをDARPAが開発中
麻薬王が飼っていたカバが大繁殖。増えすぎて科学者ら警告(コロンビア)
息子の分を注文しない家族。女性店員の機転が虐待されていた11歳少年を救う(アメリカ)
世界中で昆虫が激減している。好む好まないにかかわらず真剣に考えなければならない時が来ている
自分、ロマンいいっすか?木星の衛星ガニメデからWi-Fiと同じ電波を検出。宇宙人の仕業なのか?(NASA)
カラパイアの公式アプリがついにリリース!サクサク見やすい、使いやすいよ! https://t.co/0PBhJB1jK7 pic.twitter.com/M1QblHgKJ7
— カラパイア (@karapaia) 2017年12月9日

クレジットソースリンク