22日のラ・リーガ第15節、バルセロナは敵地ホセ・ソリージャでのバジャドリー戦に3-0で勝利した。
前節バレンシア戦を2-2で引き分け、今季初の3連勝を逃したバルセロナ。一向に突き抜けた強さを手にできないクーマン監督は、この試合でシステムを変更する。GKテア・シュテーゲン、DFミンゲサ、アラウホ、ラングレ、MFデスト、ピャニッチ、デ・ヨング、ジョルディ・アルバ、メッシ、ぺドリ、FWブライトバイテをスタメンとして3-4-2-1を採用した。
3バックのバルセロナは、前半の完璧なものとする。デ・ヨングとピャニッチのボランチ2枚がチームの操縦桿を握って、タイミング良くメッシにボールを供給。そこからメッシとぺドリの連係を中心にバジャドリー守備陣を切り刻んでいった。そうして22分、セットプレーの流れからメッシが放ったクロスをラングレが頭で押し込み、先制点を獲得。さらに36分には、メッシが4人の包囲網を突破して右サイドのデストにボールを送り、デストの折り返しからブライトバイテがチーム2点目を決めた。
2点をリードして後半を迎えたバルセロナは、65分にテレビゲームのようなゴールで加点。中盤でメッシがボールを持ち、デ・ヨングに縦パスを送ると、デ・ヨングがすぐ前のぺドリ、ぺドリがヒールパスでさらに前へと送り、そこまで駆け上がっていたメッシがペナルティーエリア内に侵入。背番号10は、左足のシュートでネットを揺らした。メッシはこれがバルセロナ公式戦での644得点目で、ペレ氏がサントスで記録した単独クラブでの最多得点記録を1点上回った(ペレ氏が659試合で達成したのに対して、メッシは749試合を要している)。
クーマン監督は70分に交代カードを切りアラウホ、J・アルバ、デ・ヨングを下げてブスケッツ、ユムティティ、ジュニオールを投入。さらに81分には、この日も強烈な存在感を放ったぺドリとの交代でコウチーニョもピッチに立たせている。バルセロナは終盤もバジャドリーを圧倒し、メッシがポスト直撃のシュートを放つなど決定機を迎えていった。結局、さらなるゴールは奪えなかったものの、感触の良いパフォーマンスを見せ続けながら試合終了のホイッスルを迎えている。
2試合ぶりに白星を手にしたバルセロナは、勝ち点24で5位に位置。首位アトレティコ・マドリーとの勝ち点差は8、2位レアル・マドリーとの差は5となっている。
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